活性酸素を防ぐ生活習慣(3)

日焼けは女性だけでなく男性も大敵

一昔前は、「小麦色は健康のしるし」と言われていましたが、現在ではその言葉には疑問符が付くようになりました。

太陽の光、つまり言葉を変えると紫外線ですが、これの怖さは女性ならご承知だと思います。

日焼けはシミ、そばかす、シワの原因になります。

なるべく日焼けをしないように紫外線カット(UVカット)の化粧品を使ったり、帽子を被ったり、日傘をさしたり、防衛に気を使います。

 

しかし、紫外線はこうした菱の老化だけではなく、癌とも関係が深いのです。

こうした一連の現象は紫外線が引き金を引くことで、活性酸素が菱の表面付近で発生し、その結果として起きる現象だということが分かってきました。

オゾン層が紫外線を吸収してくれるために、地上に到達する紫外線の量が程よくコントロールされています。

ところが近年、フロンガスの乱用でオゾン層に破壊の問題が話題となっていますが、人類に有害な紫外線の地上に到達する量が段々と増えてくるかもしれません。

特に、北半球上空のオゾン層の破壊は進んでいることが分かっていて、大変心配な状況です。

紫外線を大量に受けると、体の中では活性酸素が大量に作られるという関係を忘れないでください。

 

白人に比べてメラニン色素の多い日本人には皮膚がんが少ないとされてきましたが、老化の促進作用という方面から見ると、男女を問わず太陽の光に注意を払うのは現代の常識になってきました。

紫外線の一番多い季節は5月、6月です。

梅雨で雨が多いため、あまり気になりませんが、9月いっぱいくらいまでの間は要注意です。

ゴルフコースを回るときは、男性でも日傘をさすくらいの配慮はしたいものです。

 

ただし、間違って困るのは、日光に当たることすべてが悪い訳ではないという事です。

強い日差しで皮膚を焼くのはいけませんが、丈夫な骨を作るためには1日30分程度の自然な環境での日光浴は大切な習慣です。

寿命が延びたおかげで、増えてくる骨粗しょう症の予防には、丈夫な骨を作ることが前提ですが、そのためにはカルシウムとビタミンDの摂取、それに適度な日光浴は欠くことが出来ません。

 

良いからと言って真っ黒に焼ける、それはいけないとなると家に閉じこもる、どちらもいけません。

これもバランス感覚の大切さです。

 

レントゲン撮影の影響

健康診断や病気の治療のために、両院やクリニックでレントゲン(X線)の照射を受けた時にも活性酸素は発生してしまいます。

そのエネルギーの大きさを考えると、簡単にレントゲン撮影を受けることはお勧めできません。

1年に1度の程度の成人病検査は、病気の早期発見のために必要ですが、ちょっと調子が悪いからと斌夫案にレントゲン検査を受けたりするのは出来れば避けたいものです。

 

飛行機に乗るときにはハイジャック防止の手荷物検査が行われます。

実は、これもレントゲン検査です。

しかしこの検査はレントゲンの量を最小限にしぼって、人体に悪い影響がないようにしてありますので安心してください。

 

電磁波による影響

少しあなたの周辺を見まわしてみてください。

電磁波を発する機器がありふれてはいないでしょうか?

オフィスではコンピューター、ワープロ、複写機、計算機など。

家庭でもコンピューター、電子レンジ、トースター、冷蔵庫、ヘアードライヤー、電気毛布、赤外線電気こたつ、洗濯機、乾燥機、テレビなど。

病気や検査で病院に行けば、レントゲン、超音波診断装置など。

これらの機器がなくなってしまったら、もはやスムーズな日常生活は送れません。

 

電磁波ががんの原因になるかどうかは、否定する研究者もいてはっきりした結論は出ていません。

しかし、ここ数年、研究者からいくつもの「電磁は悪者説」が発表されています。

白血病や悪性腫瘍の他、視力の低下、妊娠中では流産や異常児妊娠の発生などが指摘されています。

レントゲン線や紫外線と比較すると、電磁波の危機が出す電波はごく微量ですから、短時間浴びたからと言ってすぐにがんの危険が高まるものでもないでしょう。

ただ、電磁波の害の研究は始まったばかりで、今後どんな結果が出るかわかりません。

そのためにも、長時間電波を浴びないようにすることが、まずは大事です。

例えば、電気毛布は寝る前に温めておき、寝るときは電気を切る、また、ワープロやパソコンを使用するときには、1時間行ったら休む、画面に顔を近づけすぎないなど、一応の工夫をしておきましょう。

 

ストレスの影響

ストレスを上手に解消しましょう、といわれても正直困るのではないでしょうか?

ストレスとは、分かったようでわからない言葉です。

同じ会社で同じ仕事をし、同じ上司をもっていても、それがストレスになる人もいるし、何も感じない人もいます。

また、本人はそれほどストレスを感じていないのに、身体は確実にストレスを感じ、体調を崩してしまう事もあります。

所詮、個人次第なところがあります。

これでは上手にストレスを解消しろと言われてもどうしていいかわかりません。

 

しかし、ストレスを感じた時には、体の中で活性酸素が作られる可能性がありますから、心の問題だけでなく、体全体の問題としてとらえなければなりません。

ストレスもたまに感じる程度ならば、あまり気を使う必要はありません。

むしろストレスシャワーを浴びて、心を鍛えるのも一つの方法であります。

ところが、四六時中ストレスだらけというのは困ります。

一時的なストレスは、たとえ活性酸素が出来たとしても、かたずけ屋さんたちが対応してくれますが、これが頻繁になると手が回らなくなってしまいます。

ストレスによって胃潰瘍や突然死が起こるともいわれているので、ストレス箇条の人は何を差し置いてもストレス脱出法を研究すjることです。

しかし、その際大切なのは、ストレス解消法がストレス増強法にならないことです。