活性酸素を防ぐ生活習慣(1)

生活習慣に気を付ける

人の身体には、酸化場牛システムが備わっていますが、そのシステムも年とともにほころびが出てくるのはやむをえません。

「転ばぬ先の杖」ではありませんが、日常の生活の中でできる事であれば、身体の酸化を防止する手立てを講じておく必要があるでしょう。

 

皆さんが、「活性酸素」という言葉を初めて聞いた時の印象としては、人間にとって何か良い酵素ではないかと感じるのではないでしょうか?

酵素は私たちが生きていくのに、絶対必要不可欠なものですから、その酵素がいっそう「活発」に人間の行動を支援してくれると思うのも無理からぬことです。

しかし、正常な酵素が活性酸素に変わると、老化をはじめ、がんや動脈硬化、痴ほう症など多くの病気の原因になってしまうということが分かって、驚かれた方も多いと思います。

活性酸素はところかまわず、しばしば発生することもお判りいただけたと思います。

人間の身体には、活性酸素に酸化されない酸化防止システムが備わっていますが、その備えを超えて活性酸素を発生させない工夫が酸化防止の一つの方法であることもおおよそ理解されたことだと思います。

こうした課題について、これまでも断片的にその対策をお話してきましたが、ここではそれらをまとめて、活性酸素の対抗する日々の生活習慣として、どうすればよいかを話していくことにしましょう。

 

活性酸素には「バランスの取れた生活」が特効薬

活性酸素と人間とのかかわりあいの実態が夏季らかになり始めてまだ日が浅いこともあるためか、「可能性がある」とか「疑いがある」といった未解決の部分も多いのですが、活性酸素の攻撃を回避する一番異本的な対策は「バランスの取れた生活」をするという、ごく当たり前の結論に行きつきます。

昔から言われていた経験的な生活上の教えは、あたかもこのバランスの取れた生活を意識して伝えられたのではないかと思うものがあります。

「腹八分目」とか「過ぎたるは及ばざるがごとし」、「医食同源」など探すとこうした格言はたくさん見つけることが出来ます。

 

「バランスの取れた生活」を支えるものはあなた自身のバランス感覚です。

バランス感覚とはどちらにも偏らないことです。

なになにがいいとなると、しゃにむにその方向に走り出すのはバランス感覚の乏しい証拠です。

例えば、ビタミンがブームだというと、あまり理由がはっきりしなくとも、ともかくブームに乗っていくという人は、そのブームが去るとたちまちにビタミンの存在を忘れてしまうといった、熱しやすく冷めやすい傾向があります。

ビタミンだけでなく、脂肪酸にしても、食物繊維にしても、健康に大切な役割を果たしているものがたくさんありますが、それぞれ適切な量が食事や補助食品などを通してとられるのが理想で、多くとも少なくともいけないということがバランス感覚になります。

 

こうしたバランス感覚を養うのは知識です。

今、世界で大きな問題となっているエイズも、適切な治療法がありません。

ですから、エイズにかからないようにするためにエイズについての正しい知識を持つことが解決策なのです。

老化とか成人病も、エイズと同じようにかかってしまってからでは遅いのです。

ですから、老化や成人病についての正しい知識を持つことです。

正しい知識があれば、一見なかなか難しそうなバランス感覚の習慣も意外と簡単なことなのです。

これまで活性酸素という最新の知識を持たれたのですから、あなたは間違いなくバランスの取れた生活が可能となりました。

跡は実効あるのみです。

 

生活習慣で気を付けていくことは、この後の記事でご紹介していこうと思います。

簡単に要点だけ書き記すと、

  • タバコについて
  • お酒について
  • 運土をしない事と運動のし過ぎについて
  • 日焼けについて
  • レントゲン撮影について
  • 電磁波の影響について
  • ストレスについて
  • 小さな傷について
  • カビの生えた食品を避ける事
  • 肥満について

をこれからお話していきます。